
マダニは野外に生息する節足動物であり、人間や動物の皮膚に吸着して血を吸うことで知られています。
その生態は非常に巧妙で草むらや森林などの自然環境に潜みながら、動物の体温や二酸化炭素に反応して近づいてくる宿主を待ち構えていると言えます。
マダニは卵から幼ダニ若ダニ、成ダニといった複数のステージを経て成長しそれぞれの段階で一度ずつ吸血を行う必要があります。
その際皮膚にしっかりと口器を差し込んで固定するため、簡単には剥がれず無理に取ろうとすると皮膚に一部が残る危険性があるのです。
特に警戒すべきなのは、マダニが媒介する感染症です。
日本国内でもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)やライム病な生態でどの症例が報告されており、重症化すれば命に関わるリスクもあるため注意が必要です。
暮らしの中でマダニによる被害を防ぐためにはまず自然の多い場所に出かける際の服装に気を配り、長袖長ズボン帽子などを着用し肌の露出を避けることが第一の対策です。
次に帰宅後はすぐに着替えて体や衣類にマダニが付着していないかを確認し特に首筋やわきの下、足首周辺などを丁寧にチェックします。

