
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)はマダニが媒介するウイルス性の感染症であり、近年日本国内でも感染報告が相次いでいる深刻な疾患のひとつです。
この感染症はマダニに刺された際にウイルスが体内に侵入することで発症し、特に高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化するリスクが高いため注意が必要です。
SFTSの初期症状には発熱、食欲不振倦怠感嘔吐下痢などがあり風邪や胃腸炎と誤認されやすい特徴があります。
その後病状が進行すると、血小板や白血球の減少意識障害けいれんさらには多臓器不全に至るケースもあり致死率はおよそ10%を超えると報告されています。
マダニに刺された後こうした症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診しSFTSの可能性を告げることが早期発見につながります。
血液検査を通じて血球数や肝機能の異常が確認されるほか、地域や時期によってはSFTSウイルスの検査が行われることもあるのです。
現在のところSFTSに対する特効薬は存在しておらず、対症療法によって症状を抑えながら自然治癒を待つのが一般的です。
そのため、予防が非常に重要になります。


