
マダニに刺されると、ほかの虫刺されとは異なる独特の痛い感覚や強い炎症を伴うことがあります。
これはマダニが皮膚にしっかりと口器を刺し込んで吸血を行い、長時間にわたって体に留まる性質を持っているためです。
マダニの吸血は数日間におよぶこともありその間に体内へ唾液を注入し続けることで、刺された箇所に炎症反応が起き痛いと感じる症状につながります。
マダニの唾液には麻酔作用や抗凝固作用を持つ成分が含まれているため刺された直後には痛みに気づきにくいものの、時間の経過とともに腫れや発赤かゆみそして強い痛みが生じることがあるのです。
特に注意すべきは、マダニが媒介する感染症です。
代表的なものと日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などがあり、これらは発熱や全身倦怠感といった重篤な症状を引き起こす可能性があります。
マダニに刺された場合無理に引き抜こうとすると口器が皮膚に残るおそれがあるため、自己処理は避け必ず医療機関で適切に除去してもらうことが推奨されます。
予防策とは山林や草地などマダニの生息地に入る際には長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けることが基本です。

